吹奏楽の・おと♪

観た・聴いた吹奏楽の演奏会ネタを不定期に

みやひろウインド・アンサンブル 2019年10月5日

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みやひろウインド・アンサンブル楽団
第10回定期演奏会

日時:2019年10月5日(土) 14時00分開場、14時30分開演

会場:神奈川県立音楽堂

<第1部>

  • 序曲「春の猟犬」(A. リード)
  • 風紋(保科洋)
  • The Seventh Night of July -TANABATA-(酒井格

<ロビーコンサート>

  • フルート三重奏 小さな世界
  • 金柑五重奏 私のお気に入り

<第2部>

<第3部>

  • 「カウボーイ序曲」(J. ウィリアムズ/J. カーナウ編曲)
  • ノートルダムの鐘」(A. メンケン/森田一浩編曲)

<アンコール>

桜木町から徒歩10分、紅葉坂の途中にある昭和29年開館の歴史あるコンサートホール。昨年度のリニューアル工事から今年4月に営業再開。歴史が長いわりに自身が訪れたのは初めて。(隣の県立図書館はあるが・・・)
客席は1階席のみで座席数は1100弱。ただ昔の作りだからだろうか、前列との間隔がかなり狭く、普通に座るだけで膝が前列背もたれに接触するくらい。通路奥の席だと、出入りの際は横並びの人全員に一旦立ってもらう必要あり。

バンド名の由来でもある、正指揮者の大和田さん「響け!ユーフォニアム」シリーズの音楽監修、そして登場人物であるイケメン指揮者・滝昇先生のモデルになっているとのこと。(見た目でなく指揮が…本人ツイッターより)なんで今頃知ったんだよと悔しく思う一方、今日見に来て良かったと開演前から既に安堵感?

第1部、今回10回目の企画で過去の演奏会からリクエストの多かったオリジナル曲特集…という趣旨のため、どれも今年どこかのホールで聴いたことがある3曲、特に「風紋」は原典版でなく課題曲版というのが、かつて課題曲して演奏した自分にとっては嬉しいところ。
春の猟犬とTANABATA、は昭和と平成の定番曲?オープニングの大和田先生の後、団員指揮者と副指揮者が1曲ずつ指揮。

20分という比較的長めの休憩時間中に、フルート三重奏と金管五重奏によるロビーコンサート。

第2部、衣装はそのまま、譜面隠しがカラフルに。この部も副指揮→団員指揮→正式の順位で交互に。第1部に続いて、1曲目からガンガン飛ばす感じの演奏。演出用照明設備は特にないものの、スタンディングも随所に取り入れて、もう第2部のラストじゃないかと思わせるような(笑)

第2部ラストではミニーマウスの耳とリボンをつけた大和田先生が登場、指揮台で魔法をかけると全奏者ディズニーキャラに変身(頭の被りもの)。ここまで特に何もしなかったのも、実は演出効果だったようだ。実はロビーコンサートの小さな世界からここに連携していたというのも、ちょっとした仕掛け?

第3部は、過去の団員?の方々も含めて総勢60数人によるステージ。カウボーイ序曲は初耳。こんな有名な作曲家なのになぜ今まで知らなかったのだろう。今日聴けて一番得した感。

アンコールはいずれも真島俊夫作品。1曲目では大和田先生のアルトサックスソロによるバラード。2曲目はパーカッションがステージから下りてきて観客と一体になっての演奏・手拍子しながらのエンディング。

通常なら2部構成とする位の分量を3部構成にするという、かなりのボリューム感。それでいて(聴いた感じでは)バテることなく最後まで演奏。の曲まで力強さの衰えを感じさせない素晴らしい演奏でした。

次回演奏会は来年10月にエポックなかはらで開催とのこと。個人的には近くなって良い一方、観客入りきれるのかなと余計なおせっかい?