吹奏楽の・おと♪

観た・聴いた吹奏楽の演奏会ネタを不定期に

相模原市民吹奏楽団 2019年12月14日

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相模原市吹奏楽
第54回定期演奏会

日時:2019年12月14日(土) 13時45分開場、14時30分開演

会場:相模女子大学グリーンホール 大ホール

<テーマ>吹奏楽で故郷めぐり~聖火リレーでご当地ブラス~

<第一部>

<第2部>

  • コーラル・ブルー 沖縄民謡「谷茶前」の主題による交響的印象(真島俊夫
  • 名探偵コナン」メイン・テーマ~サクソフォーン四重奏~(大野克夫/石川亮太編曲)
  • 私のお気に入り My Favorite Thing(R.ロジャース/宮川彬良編曲)
  • こきりこ行進曲(伊藤康英)
  • バンドとコーラスのためのソーラン・ファンク(北海道民謡/星出尚志編曲)
  • Mont Fuji モン・フジ ~富士山・北斎の版画に触発されて~(真島俊夫

<アンコール>

  • パプリカ(米津玄師/山里佐和子編曲)
  • 小さな世界(Richard M. Sherman・Richard B. Shermann/真島俊夫編曲)
  • Yours!(建部知弘)

自身初めて下車する相模大野駅北口から徒歩4分。2階建て客席約1800規模のホール。入場無料だが今年からネットで指定券を入手する必要あり。5日前で両サイドがぽつぽつ空いている程度。会場入りする前から人気の演奏会なのがよく分かる。当然客席はぎっしり、自身は10列目やや左側を確保。

第1部、プログラムにない「マリオブラザーズ」のテーマ曲が始まり、左手に花を持ったマリオが舞台袖から登場。指揮者・福本氏コスプレで登場という想像外のオープニング。今回のテーマである聖火リレーにちなみ、リオ五輪の「安倍マリオ」を彷彿とさせる。反対側からはルイージも登場し、2人で司会進行。

曲構成は、一般的なクラシックステージ/ポップスステージではなく、2部に分けて聖火リレーのルートに合わせ全国を訪問、ご当地曲を次々紹介していく流れ。このためジャンルはバラバラだが、それが逆に新鮮な印象。

前半は、会津磐梯山の福島、大仏と鹿の奈良、魔女の宅急便ロケ地・小豆島のある香川、sego=西郷隆盛の鹿児島の順。後半は沖縄民謡「谷茶前」('91吹奏楽コンクール課題曲)、鳥取コナン空港、そうだ、京都行こう(JR東海CM)、五箇山民謡の富山、ソーラン節の北海道、そして関東から見える富士山。

1部の終わりにステージクリア、2部開始には水中ステージの曲を挟む小ネタ。(水中を泳いで沖縄へ移動ということらしい)都道府県トークでは宮崎キャンプや松井秀喜の出身石川でテンション上げて、ソフトバンクの福岡でスルーというしっかり巨人ファン的アピールも。

2部ではコナンのSAXアンサンブル、そしてソーラン節の踊りを披露したかと思えばメインのモン・フジ(もともと相模原市吹のために書かれた作品らしい)でしっかり聴かせる。

アンコールのパプリカでは、客席から子どもたちが上がって一緒に踊る今年の鉄板企画?ラストは作曲者である建部知弘氏が客席で見守る中、市吹のテーマ曲でエンディング。音楽的な遊び心を随所に盛り込み、それでいて演奏の質の高さは言うまでもなく。観て、聴いて、大いに楽しめた演奏会でした。