パストラーレシンフォニックバンド
ニューイヤーコンサート2020
日時:2020年1月4日(土) 15時30分開場、16時00分開演
会場:カルッツかわさき
<第1部>
- オリンピック・ファンファーレ&テーマ(ジョン・ウィリアムズ/ジェームス・カーナウ編曲)
- たなばた(酒井格)
- 吹奏楽のための風景詩「陽が昇るとき」より(高昌帥)
<第2部>
- カーペンターズ・フォーエバー(真島俊夫編曲)
- スピリティッド・アウェイ《千と千尋の神隠し》より(久石譲・木村弓/森田一浩編曲)
- サウンド・オブ・ミュージック(前田真吾編曲)
- ジャパニーズ・グラフィティVI
~日本レコード大賞、青春の70年代~(星出尚志編曲)
<アンコール>
- カンタベリー・コラール(ヤン・ヴァン・デル・ロースト)
- ギャロップ(アルフレッド・リード)
新年一発目は今回で3度目の鑑賞となるパストラーレシンフォニックバンド。今回は今年度全国大会出場と指揮者の先生お二方が「古希」ということで、お祝い的要素の強い演奏会。
第1部はオリジナルステージ。オリンピックイヤーのトップを飾るに相応しい、1984ロス五輪のファンファーレ&テーマ。当時は日本8年ぶりの出場ということもあり、あちこちで演奏されていた記憶が。
2曲目は1月だけどなぜか「たなばた」。古希祝いにちなんだ「七繋がり」ということらしい。以前聴いた軽い感じとはまた異なり、厚みと広がりを感じる。
第1部ラストは全国大会で演奏した自由曲。6月の定期演奏会、8月の県大会に続く、7ヶ月間で3度の「同一会場&同一団体&同一曲」。聴き慣れたこともあり、コンクールのとき程の高揚感はなかったものの、安定感のある演奏。
第2部前には、ロビーにてリコーダー四重奏によるピタゴラスイッチ。各奏者が吹きながらロビーに集合。リコーダーの軽快でコミカルな音色と動きが、吹奏楽のステージとはまた違った新鮮さ。個人的には一番印象に残ったかも(笑)
第2部のポップスステージでは、「70」年代にヒットしたカーペンターズのメドレーから、200「7」年公開の千と千尋の神隠し。
佐川先生・津堅先生の70歳コンビへのインタビュー(実はこれがメインではないかという時間配分w)を挟んだ後にサウンド・オブ・ミュージック、そしてラストに70年代歌謡曲メドレー。
アンコールでは一転賛美歌の静かな雰囲気に。その後、津堅先生が過去にアレンジしたというウルトラセブンとハナマルキをくっつけたような40秒の曲(ネタ?)に続いて定番のギャロップで締め。
全体を振り返ると、流石と感じた第1部に対し、個人的には第2部で構成・企画にやや物足りなさが。「千と千尋」と「サウンドオブミュージック」はどちらか一方のみでも良かったんじゃないかとか、あえて演奏会メイン曲にしたジャパグラでの演出がイマイチ期待はずれとか。(佐川先生のジャケット裏地を "みせられて" は予想外)前回・前々回の瀬尾さんの派手すぎるイメージが原因かも?
勿論演奏自体は素晴らしかったので、違うプログラムになればまた違う印象になるのだろう。ということで次回6月も期待なのだが、会場が川崎ではなく横須賀らしい。ちょっと遠いな・・・