吹奏楽の・おと♪

観た・聴いた吹奏楽の演奏会ネタを不定期に

U-ウインズ 2023年11月5日

U-ウインズ 第16回演奏会

日時:2023年11月5日(日) 13時30分開演

会場:鎌倉芸術館

<第1部>

<幕間アンサンブル>

<第2部>

<アンコール>

11/05は、 #鎌倉芸術館 にて #U-ウインズ による第16回定期演奏会

楽団の公式サイトによると、横浜市立港南中学校の一部の卒業生を中心に、当時の顧問の退職をきっかけに結成。現在は団員40名ほど、平均年齢は40ウン歳らしい。

第一部、舞台下手に登場した団員の息子さんの「ポケモンゲットだぜ!」のかけ声からめざせポケモンマスター開始。上下黒のクラシック0ステージ衣装に全員で黄色いピカチュウの被りものオープニング。そこから和太鼓活躍の八木節へと予想外の展開が新鮮。
3曲目の昨年課題曲で一気に本線に入り、そのまま民話→富士山の鉄板的オリジナル曲でしめ。

第二部前にはユーフォニアム・チューバ六重奏のアンサンブル。曲目がわからなかったのが残念。

第二部は、いかにもこれからポップス始まるよ的なリードからスウィングたいやきくん、クリスマスから大聖堂コラールへと続き最後はポップスステージ定番の千と千尋。1曲目から男性奏者がオレンジのネクタイ→3曲目でサンタの帽子を数人→5曲目で赤い提灯(らしきもの)がステージ全面とひな壇奏者間に9本。あえておとなし目の演出変化、しっかり見ていないと気づかない(笑)

アンコール2曲目では司会が登場し、現在は楽団の名誉指揮者となっている元顧問の先生を紹介。団員以外のOBOGや団員の子どもたち等数十人がステージに加わり、先生指揮で奏者はオールスタンディング、4年ぶりの「宝島」演奏で終演。
ちなみに楽団名の「U」は、その顧問の先生のイニシャルから採用したとのこと。

OBバンドにありがちなこのアットホーム感、人によって意見が分かれるところがあるが個人的には好き。というか自分がかつて出演した学生時代のOBバンドが現在存在していないだけに、羨ましさのほうが💦
最後まで楽しませていただき、ありがとうございました。

大和ウインドシンフォニア 2023年10月22日

大和ウインドシンフォニア 第20回定期演奏会

日時:2023年10月22日(日) 13時30分開演

会場:やまと芸術文化ホール

<開演前アンサンブル>

<第1部>クラシカルステージ

  • フラッシング・ウインズ/J.ヴァン=デル・ロースト
  • 大草原の歌/R.ミッチェル
  • 吹奏楽のための土俗的舞曲/和田薫
  • シンコペイテッド・クロック/L.アンダーソン
  • 第六の幸福をもたらす宿/M.アーノルド(編曲:瀬尾宗利)

<第2部>映画音楽ステージ

<アンコール>

10/22は、 #やまと芸術文化ホール にて #大和ウインドシンフォニカ による第20回定期演奏会

大和市の「拠点」ともいえる芸術文化ホール訪問は昨年1月以来。2019年の大和市吹奏楽団、2022年のユースウインドオーケストラに続く3回目。感覚的にはもっと訪れているきがするが??ホール1Fはほぼ埋まり、今回は2階席にて鑑賞。

司会進行(プログラムでは"Master of Ceremonie")は「伝説の軽音顧問」とも言われる、現役の高校教師Aさん。大和市内の中学・高校在学中は吹奏楽でTubaを吹いていたそうで、進行の巧みな話術にひきずりこまれる。

3曲目の吹奏楽のための土俗的舞曲は中学1年時の課題曲だったとか、第1回演奏では観客10人しかなく家族すら見に来てくれなかったとか、今では団員も増えて下は高校生から元社会人・・・髪の色や皮膚の見え具合で判断してもらえれば、さらには「嫁さん募集20年」「アフロは地毛ですか?」など団員への愛のあるいじりも絶口調。

第二部の映画音楽ステージでは、今年開園40周年の定番ディズニーで始まり、今年亡くなった坂本龍一氏の「戦場のメリークリスマス」、今年スタジオが練馬にオープンしたハリー・ポッターの曲とか。トレンドをしっかりと押さえてからのラストは、往年の名曲揃い、ヘンリー・マンシーニのメドレー。
アンコールでは、ここも今年亡くなった松本零士氏の銀河鉄道999(ゴダイゴのほう)、そして最後はご当地ソング宇宙戦艦ヤマトで終演。

やや気がかりだったのは、第一部の間延び感。5曲と司会のトークで50分は少々長い?メインのアーノルドを引き立てる意味でも、2・3・4曲目のどれかは次回でも・・・と書いていながら個人的にはお得感あったのでよし。
普段提出し忘れがちなアンケートも今回はしっかり記入・提出。次回演奏会のお知らせも期待。ありがとうございました!

みやひろウインド・アンサンブル 2023年10月7日

みやひろウインド・アンサンブル 第14回定期演奏会

日時:2023年10月7日(土) 14時30分開演

会場:多摩市民館

<開演前アンサンブル>

<第1部>

  • ダンス・セレブレーション/建部知弘
  • 波の見える風景(改定新版)/真島俊夫
  • 巨人の肩にのって/P.グレイアム

<休憩中アンサンブル>

  • (フルート六重奏) パート・オブ・ユア・ワールド

<第2部>

<アンコール>

10/7は、 #多摩市民館 にて #みやひろウインド・アンサンブル による第14回定期演奏会

【作成中】

スノーヴァレイ・ウインドオーケストラ 2023年10月1日

スノーヴァレイ・ウインドオーケストラ 第20回定期演奏会

日時:2023年10月1日(日) 14時00分開演

会場:大田区民ホール アプリコ

<第1部>

<第2部>

<第3部>

  • ヴィヴァ・ムシカ!(音楽万才)/A.リード
  • アルメニアン・ダンス パートI/A.リード

<アンコール>

  • 星に願いを
  • ジャンボリミッキー

10/01は、 #大田区民ホール #アプリコ にて #スノーヴァレイウインドオーケストラ による第20回定期演奏会

前回(2020年1月)以来2回目の鑑賞。会場のアプリコが長期休業だったこともあり、演奏会目的での蒲田下車自体もその年の1月以来。コロナ禍の前の話が遠い昔のよう・・・

第一部は上は全員白で統一の衣装。1曲目バーンスタインのキャンディード序曲、知名度と難易度の高さにやや苦戦している感じも。ホルストの第一組曲では、三楽章マーチのリズムがビミョーに感じたり…アプリコの広い会場・3年8か月ブランクの影響?

第二部では定演第20回記念として、普段の団員指揮者に代わり2人のゲスト指揮者が登場。そして現団員ではないがかつて高校で一緒に活動していた人たちが何人か加わり演奏。
2曲目では雪谷高校時代の3代目元顧問が登場、現在は介護バスの運転手をしているとか。ジャパグラの「北の宿から」の雰囲気と絶妙にマッチしたゆったり踊るような指揮が実は今日一番の見どころ?
3曲目では、楽団の現コーチでもある、プロのトロンボーン奏者・加藤直明氏の指揮によるスター・ウォーズ

第三部で上下黒の衣装に衣替え。1曲目ヴィヴァ・ムジカは第10回で演奏したこともあり今回採用。そしてメインはお馴染みアルメニⅠ。って実はA.リード特集だったの、的な??

アンコールでは1曲目の「星に願いを」に続いて、第二部で参加したメンバーと子どもたち10数人で「ジャンボリミッキー」ダンスパフォーマンスで終演。

第一部と第三部で「華やかなファンファーレ系→吹奏楽定番の組曲モノ」の流れが被っていたこと、第二部でゲストの指揮が2人も登場したことは、ちょっと勿体ないか(→次回以降に温存しておいても的な意味で)個人的には感じたものの、第20回という節目ならこれもアリなのかなと。

ともあれ3年8か月ぶりの定演無事終了に拍手。次回もまた楽しみにしています。

あと、プログラムのレイアウトが逸品。長方形のレイヤーをすっきりと組み合わせ、また裏表紙の曲目掲載は暗い客席でも参照しやすい。ぜひ他団体にも広まってほしいと個人的な願望。

かわさきブラス・ファミリア 2023年9月18日

かわさきブラス・ファミリア ファミリーコンサート2023

日時:2023年9月18日(月) 14時00分開演

会場:多摩市民館

<第1部>

  • 交響的序曲 -SYMPHONIC OVERTURE-/J.バーンズ
  • コーラル・ブルー 沖縄民謡「単茶前」の主題による交響的印象/真島俊夫
  • 第六の幸福をもたらす宿/M.アーノルド(編曲:瀬尾宗利)

<第2部>

  • ハリウッド万歳/R.ホワイティング(編曲:岩井直溥
  • 虹の彼方に~楽器紹介のための~/H.アーレン(編曲:樽屋雅徳)
  • ジャパニーズ・グラフィティXIV A・RA・SHI~Beautiful days/編曲:三浦秀秋
  • リトル・マーメイド・メドレー/A.メンケン

<アンコール>

9/18は、 #多摩市民館 にて #かわさきブラスファミリア による、ファミリーコンサート2023。

いつもエポックなかはらで開催のイメージだったが、昨年は麻生区、今回は多摩区と川崎北部に進出。ファン拡大か?と思ったら、昨年4月から改装工事でエポックなかはらが使用できないためらしい。
ファミリーコンサートということで未就園児も入場可。ということで、客席は元気良すぎるほど賑やか。

選曲も子供向け…というわけではなく、第一部はバーンズ、真島俊夫、アーノルドと有名どころ連発。一曲目演奏前から司会による丁寧な曲紹介は好印象。
第二部の前にはフルート三重奏による「星に願いを」。ここで少しファミリーコンサートっぽくなってくる。

第二部ポップスステージでは、はじめ2曲が団員指揮者による演奏。2曲目「虹の彼方に〜楽器紹介のための〜」では、演奏後にあらためて一つずつ説明をつけての楽器紹介。

3曲目嵐のメドレーでは、"ファミリアダンサーズ" なる7人の小中学生が奏者と色違いのTシャツで登場、ハートのうちわの応援を受けて演奏に合わせダンス披露。
団員の子どもたちによる、2012年からメンバーを入れ替えて続いている企画らしい。

アンコール前に常任指揮者・神田将吾氏の挨拶。2007年頃からニュー・サウンズ・イン・ブラス(NSB)の収録に関わっていたこともあり、東京佼成W.O.のクラウドファンディングを熱弁。(チラシもしっかり挟み込み)
今回の第二部は「ハリウッド万歳」「ジャパニーズグラフィティXIV 嵐メドレー」「リトルマーメイドメドレー」2曲目以外NSBで揃えたとのこと。
他には、今後演奏したい曲としてバーンズの交響曲、スパークの作品、アルメニアンダンスPart2など。あと楽団のテーマ曲をラップ入りで有名な音楽家に委嘱したいとの話も。

アンコール1曲目ではスーパーマリオブラザーズ(NSB版)、マリオがカメを蹴り飛ばすかのように途中で団員指揮者に交代、2曲目A.リードのギャロップで終演。

予想外に?がっつり吹奏楽感の第一部、プログラムに載らないところでファミリー感盛り込みの第二部からアンコール。幅広い客層の取り込みに、心の中でブラボー絶叫(笑)

川崎みどり吹奏楽団 2023年9月10日

川崎みどり吹奏楽団 第5回定期演奏会

日時:2023年9月10日(日) 14時00分開演

会場:多摩市民館

<第1部>アルフレッド・リード特集

  • 序曲「春の猟犬/A.リード
  • 組曲/A.リード
  • 目覚めよと呼ぶ声あり/A.リード
  • アルメニアンダンスPARTⅠ/A.rリード

<第2部>ミュージカル音楽特集

<アンコール>

  • 花は咲く
  • ブラジル

9/10は、#多摩市民館 にて #川崎みどり吹奏楽団 による第5回定期演奏会。 5年前に川崎で結成された比較的新しい楽団。当時から気にはなっていたが、今回ようやく聴きに行けることに。
黒シャツに緑ネクタイの奏者、若草色っぽい譜面隠し、さすがみどりの吹奏楽団。

第一部はアルフレッド・リード特集。春の猟犬で華やかに始まり、小組曲カンタータをはさんでアルメニアン・ダンスパート1。司会によると、演奏会でリードが演奏できるようになることが楽団の目標(のひとつ)立ったとのこと。

第二部はミュージカル音楽特集。衣装替えはなく、譜面隠しが黒くなる。
こちらも4曲構成、「サウンド・オブ・ミュージック」から始まり、2〜3曲目「ダンシング・クイーン」「『キャッツ』よりメモリー」は司会を入れずに続けて演奏の流れは第一部と同様。

メイン「レ・ミゼラブル」の前に団長挨拶。アンコール1曲目「花は咲く」の後には、これまで淡々と振って捌けてのイメージだった指揮者から挨拶。来週日曜日のリード命日に合わせてこの企画ができたこと、ついでに来週土曜日は自身41回目の誕生日とかも話に・・・
「あともう1曲やっていいですか?」「今日は安全運転でまいります」前回何をやらかしたのか気になりながらもアンコール2曲目「ブラジル」。激しすぎるボンゴに目を奪われながら、演奏会終了。

演奏会自体は派手な演出もなくオーソドックスな感じ。既に次回演奏会(2024年4月)も決まっており、団員も一部を除いて募集ほぼ停止と充実。今後着実に力を伸ばしてくるだろう、そう感じずにはいられない演奏会でした。

川崎吹奏楽団 2023年7月8日

川崎吹奏楽団 サマーウインドコンサート2023

日時:2023年7月8日(土) 14時00分開演

会場:幸市民館

<第1部>

  • ディズニー・ファンティリュージョン/編曲:星出尚志
  • 映画「シンデレラ」より 夢はひそかに/M.デイヴィッド、J.リヴィングストン、A.ホフマン(編曲:浅野由莉)
  • 小さな世界/Richard M.シャーマン、Robert B.シャーマン(編曲:小島里美)
  • ジャンボリミッキー!/M.マリナンジェリ(編曲:郷間幹男)
  • 美女と野獣/A.メンケン(編曲:真島俊夫

<第2部>

<フィナーレ>

<アンコール>

7/8は、 #幸市民館 にて #川崎吹奏楽団 によるサマーウインドコンサート2023。 秋冬の定期演奏会は昨年・一昨年と聴きに行ったが、サマーコンサートは実に4年ぶり。(個人的には意外?) 入場予約は不要なものの、整理券のない人は券を入口手前で配布、入場後半券をちぎって箱に入れるシステム。来場者数カウントのためと思われるが、この手間は微妙~。

今年はTDL開園40年ということで、どこの楽団でもディズニー企画の演奏会多め。川吹では4年前の夏にもディズニー企画を行なっているが、今回は「ディズニー+USJジブリ」という超欲張り企画。でもプログラム表紙のロゴはディズニー一色(笑)

オープニングから女性奏者の明るい原色系上着&男性奏者の黒シャツに原色系ネクタイ、そしてすべての譜面台にサイリウムともうファンティリュージョンの世界。

第二部は一転、ハリー・ポッターからバックドラフトへ。2曲目はあまりにも料理の鉄人のイメージが強いが、本演奏会ではあくまでもUSJアトラクションとして紹介するあたり、ぶれてない演出。

フィナーレの「スピリティッド・アウェイ(千と千尋の神隠し)より」に続くアンコール1曲目は、ジブリ繋がりで魔女の宅急便メドレー(ルージュの伝言やさしさに包まれたなら)2曲目は恒例のJ.バーンズ「マーチ・かわさき」で終演。

2019年のサマーコンサートでは行われていた指揮者コーナーが今回なし。コロナ禍で既に2年前から取りやめていたのかもしれないが、川吹名物の伝統企画だけにとても残念。

アンコール時、常任指揮者の田中先生から5月に肺炎に罹り練習ができなかったとの話が。今回第2部の指揮が団員指揮者になっていたのも納得(これまでの演奏会は田中先生が通しで指揮)。そんな万全ではない状態ではあるが、終演後は真っ先に会場出口でお見送りの挨拶。

御年78歳。高校大先輩の活躍する姿をいつまでも見ていたい、そんな気分です。