東芝府中吹奏楽団
第49回定期演奏会
日時:2019年9月14日(土) 13時15分開場、14時00分開演
会場:府中の森芸術劇場 どりーむホール
<第1部>
<第2部>~響け星空へ!~
- オープニング「スペースファンタジー」2001年 宇宙の旅より(R. シュトラウス)
- ジャパニーズ・グラフィティXII~「銀河鉄道999」、「宇宙戦艦ヤマト」より~(星出尚志編曲)
- Fly Me to the Moon(B. ハワード)
- ボイジャー(角田季子)
- COSMOS(ミマス/合唱編曲:富澤裕)
- 「組曲 惑星」より 木星(G. ホルスト)
今回は東京都吹奏楽コンクールでも使用されている、府中の森芸術劇場どりーむホール、収容2000人の大規模ホール。パンフやアナウンスでの来場年齢を問わないアピールは、さすが大企業母体?
観客の入り具合は半分くらいか、2階席はかなり余裕あり。(という自分は2階席前方やや右側に陣取る)
第一部は團伊玖磨の行進曲からスタート。改元がらみで今年の流行?何回もこのタイトルを目にしたような気がする。
2曲目の「Bye Bye Violet」はタイトルも作曲者も初見。作曲の井澗昌樹(いたにまさき)氏は2008年の課題曲Vも作曲していたとのこと。比較して聴いてみて、やはり雰囲気が似ている。全体的に激しい曲調が続くなか、中間部のピアノに凄く癒やされる気分。
第一部ラストは、府中市在住トロンボーン奏者客演による組曲。タイトルを意識したグリーンのロングドレスと、これまでのトロンボーンてこんなに優しかったっけ?的な音色が凄く印象深い。(でもユーフォとは明らかに異なり)
第二部開始前に疲労された祝電紹介は、NEC、日立、NTT等同業他社中心。さすが職場バンドだなと。(そういえば5月に聴きに行った三井住友銀行吹奏楽団でもそうだったような)
第二部は団員2名による宇宙旅行のストーリー仕立て。ツァラトゥストラから松本零士メドレー、Fly Me to the Moonはかなり鉄板的選曲。
その次には35年前のかなり懐かしいニュー・サウンズ・イン・ブラス(ボイジャー、自身高校時代に演奏)、と思えば合唱曲(COSMOS)を最前列に整列しての混声合唱と少々予想外の展開。
そして最後は青バックにミラーボールで照らされての「木星」。東芝府中では9年前の演奏会でも使われていたが、その時はホルスト特集のメイン扱い。まさか照明の演出はなかったろうと。
アンコールは客演の上田さん含めたトロンボーン7人が前に出ての「マジック・スライド」そして司会のアナウンスを入れながらサザエさんで締めくくるのがいかにも東芝(笑)
例年5月に定期演奏会を開催しているようだが、今年は9月の開催。(今年のコンクール不参加はこの関係?)ただこの時期のお陰で自分が府中まで聴きに来れたのは本当の話。
余裕が伝わってくる「大人の演奏」そんな演奏会に感じました。
しかし協賛の東芝グループ、たくさんあるなー。