吹奏楽の・おと♪

観た・聴いた吹奏楽の演奏会ネタを不定期に

鎌倉学園吹奏楽部 2020年2月16日

 


鎌倉学園吹奏楽
第13回定期演奏会

日時:2020年2月16日(日) 13時30分開場、14時00分開演

会場:横浜市栄公会堂

<第1部>Symphonic Stage

<第2部>Special Stage

<第3部>Pops Stage

<アンコール>

  • 宝島

これまでの「音楽部」から最近吹奏楽部に名前が変わったという鎌倉学園吹奏楽部。5学年で30数人の部員数は比較的小規模。うち中学生が一桁、後半の部長挨拶でも部員の高齢化に悩んでいるとか?

なんといってもプログラム表紙のインパクト大。一枚の浮世絵で富士山とサザンの湘南の海を表現するという。裏側には何十枚もの浮世絵のカット。思わずお茶漬けを想像w

第一部、マードックとモンフジ、どっちをラストにしても良いような曲の組み合わせはかなり練習ハードだったろうと推測。

第二部は司会が「楽器よくわからない」とトボケた会話から、パプリカに乗せて各楽器紹介。そしてイントロ当てクイズ5問。いずれも特徴のある定番曲、”時間が余りすぎ” ”空気を読まない大人が~” とアドリブ風に観客とやりとりする様子はかなりしっかりした構成。プログラムの活字だけ見て「実質休み時間かな」の予想はいい意味で裏切られる。

第三部はこれまでの黒衣裳から一転、前に富士山と「吹奏楽部2020」、後ろに多くの楽器と「ONE TEAM」が描かれた揃いのピンクTシャツで登場。「多くの人が知っている&自分たちも演奏したい」ラインナップ。最後に鎌倉学園の偉大なるOB・桑田佳祐の作品を持ってきたのはこの学校ならでは。

女子吹奏楽部員の比率が圧倒的に多いこのご時世、中高一貫男子校の吹奏楽部では貴重な存在。今日の高校2年生引退で少人数化は避けられないが、元男子部員の一人としてつい応援したくなる、そんな気持ちにさせてくれた演奏会でした。